2014年10月22日
東レ、そう痒症改善薬で台湾社とライセンス契約
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは22日、台湾のオリエント・ヨーロファーマ社(本社:台北市)との間で、東レが開発したそう痒症改善剤「TRK-820」(一般名:ナルフラフィン塩酸塩)の台湾における血液透析そう痒症に関するライセンス契約を締結したと発表した。
これにより、OEPが台湾で独占的に開発・販売を行うことになった。
同剤は、オピオイドk(カッパ)受容体に対する選択性の高い作動薬で、日本では血液透析患者のそう痒症改善剤「レミッチ カプセル」(製造元は東レ、販売元は鳥居薬品、提携;日本たばこ産業)として2009年3月から発売されている。

台湾では、末期腎臓病患者の割合が諸外国に比べて高く、血液透析医療に対するニーズが高い。OEPは今回の提携により、注力する腎疾患領域の開発パイプラインを強化する。