2014年10月22日
カネカ、照明用LEDの反射材向け白色樹脂を開発・販売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは22日、耐熱耐光樹脂による照明用発光ダイオード(LED)の反射材(リフレクター)向け白色樹脂を開発し、販売を開始したと発表した。
従来のリフレクター向けの樹脂に比べて耐熱性に優れ、リフレクターとしての十分な強度を有するとともに、成形加工を容易にする固形の樹脂となる。
シリコーン樹脂などはエポキシ樹脂に比べて耐熱性に優れるが、強度が不十分で成形・加工性の点に課題があった。
カネカは今回、独自技術で合成した新規ケイ素系の熱硬化性樹脂に白色顔料などを配合し、150℃の耐熱性を持つ樹脂を開発した。エポキシ樹脂より耐熱性に優れ、シリコーン樹脂の強度不足を克服した。またシリコーン樹脂では困難だった固形化(タブレッド化)に成功し、既存の成形機を用いた高い成形・加工性を実現した。

同社は、2016年にシリーズ全体で100億円の売り上げを目指す。