2014年10月27日
三井化学、高機能UVカットメガネレンズ開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は27日、光の波長420ナノメートル(nm)の紫外光がカットでき、“目の健康”が守れるメガネレンズ用材料(樹脂)「UV+420cut」(商品名)を開発、販売開始したと発表した。
透明なメガネレンズでありながら、サングラス並みのUVカットができるのが特長。

これまで、透明レンズでも400nm程度までのUVカットはできたが、最近は医学的観点から「420nmでも網膜組織にダメージを与え、白内障や加齢黄斑変性の要因となり得る」と指摘されるようになった。

この波長光はこれまで、一部サングラスでしかカットできなかったが、今回、三井化学は400-420nmのUVをカットできる高機能レンズ材料「UV+420cut」を開発した。
透明な液状樹脂なので、そのままメガネレンズに成形加工できる。

早くもレンズ専門メーカーの東海光学(愛知県岡崎市)が新製品「ルティーナ」に採用を決めるなど、市場でも好評だという。


ニュースリリース参照

新しいメガネレンズ用材料「UV+420cut」販売開始
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1414375920.pdf

(英文)
Launch of New Lens Material “UV+420cut”
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1414375920.pdf