2000年10月31日 |
東ソー、欧米の分離・精製剤事業の新社名を「トーソー・バイオセップ」に |
明日からトーソー・ハースの完全子会社化にともない変更 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーは31日、欧米における分離・精製剤の販売およびマーケティングを目的に米R&H(ローム&ハース)とのパートナーシップで1987年に設立、運営してきたトーソー・ハースを同日付で完全子会社化したことにともない、11月1日から新社名を「トーソー・バイオセップLLC」とする、と発表した。またドイツに本社を置くトーソー・ハース・ヨーロッパは、近く社名を「トーソー・バイオセップGmbH」に変更する。 トーソー・バイオセップLLCとトーソー・バイオセップGmbHは、東ソーが製造する分析および工業用の分離・精製剤、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)用分析および分析カラムを主体に販売活動を展開、また、これまでのパートナーであったR&Hが製造する分離・精製剤の販売も継続する。 東ソーの科学計測事業は、グリコヘモグロビン分析計(糖尿病検査装置)や免疫診断装置、免疫診断薬などの診断事業と、高速液体クロマトグラフィを核とした分析機器やHPLCカラム、分離・精製剤などの計測事業で構成されている。診断事業は、すでにトーソー・メディックス(米国)ユーロ・ジェネティクス(ベルギー、イタリア、英国、スイス)、トーソー・ベルギーなどの100%子会社で展開してきたが、今回トーソー・バイオセップを完全子会社化することで、計測事業も100%子会社化による世界展開を進めていくことになる。 現在、科学計測事業のグループ売上高は約200億円で、従業員数は500名を超している。今回のトーソー・バイオセップ完全子会社化により、日欧米3拠点体制をより強固なものとし、さらなる事業強化を図っていく考え。 |