2014年10月27日
アステラス製薬の前立腺がん剤、欧州で追加承認勧告
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬は27日、欧州医薬品委員会(CHMP)が、経口アンドロゲン受容体阻害剤XTANDI(一般名:エンザルタミド)の追加適応症について、販売承認勧告を採択したと発表した。

今回対象となった適応症は「アンドロゲン除去療法が無効で化学療法施行歴のない成人男性における無症候性または軽度の症候性の転移性去勢抵抗性前立腺がん」としている。

欧州委員会(EU)ではふつう、CHMPの勧告に従い、約2カ月後に欧州での承認可否の最終判断を行っている。

同剤は、ドセタキセルによる化学療法施行歴を有する転移性去勢抵抗性前立腺がんの効能・効果について、2013年6月に欧州委員会から販売承認を取得している。