2000年10月31日 |
ポリスチレン、値上げ交渉はスローな滑り出し~本格化は来月半ば以降か |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
PS(ポリスチレン)の国内値上げ交渉は、今月上旬までに各社の値上げが出揃ったが、現在は各社ともPR程度にとどまっており、ややスローな滑り出しとなっている。 今回の交渉は、昨年7月にキログラム当たり25円、同年12月に同15円、さらに今年5月に10~15円幅で行われた値上げに続く4次値上げとなるもので、各社の値上げ打ち出しは、10~17円となっている。各社とも、原燃料価格の高騰にともなう採算の悪化を理由に挙げており、原料価格上昇分の転嫁を目指している。 ここに来てナフサ価格はやや落ち着きつつあるが、速報値などにより10月のナフサ価格がはっきりとしてくる来月半ば頃から、各社の交渉が本格化するとの見方も出ている。 |