2014年10月28日
武田薬品の損害賠償金 大幅減額 なお不満で上訴
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は28日、米国100%子会社の武田ファーマシューティカルズUSA(TPUSA)がルイジアナ州西部連邦裁判所で係争中の2型糖尿病薬「アクトス」と膀胱がんをめぐる製造物責任訴訟で、懲罰的損害賠償金として60億米ドルに支払いを命じる評決を27億6500万米ドル(約30億円)に減額する決定を下した。

だが、これに対して武田側は「減額されたことは正しい方向性だが、損害賠償金額の大小を問わず、この事件で取り扱われた証拠によって、責任を認定されるものではない」とし、「上訴を通じて争う」との方針を示した。