2014年10月29日
9月工業生産指数が上昇、基調判断「一進一退」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が29日発表した9月の鉱工業生産指数(2000年=100)は、生産が前月比2.7%上昇の97.8で、2カ月ぶりプラスに転じた。出荷も4.3%上昇(指数=97.9)した。在庫は0.8%の低下(同111.7)となった。
製造工業生産予測調査によると10月は前月比0.1%の低下、11月は同1.0%の上昇だった。

同省は基調判断を「総じてみれば、生産は一進一退にある」とし、前月までの「弱含みに推移している」から上方修正した。

業種別にみると、15業種のうち輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、電気機械工業、プラスチック製品工業など13業種が上昇し、化学工業(除、医薬品)が低下、金属製品工業が横ばいだった。

化学工業(除、医薬品)は生産が前月比0.1%低下の90.8、出荷同1.7%低下の88.1、在庫同0.6%低下の105.1だった。在庫率は0.8%低下の118.3。

プラスチック製品工業は生産が前月比0.5%上昇の94.6、出荷同2.3%上昇の94.3、在庫同1.3%低下の109.3で在庫率は4.8%低下の112.4だった。