2014年10月30日
理研、ロシア・カザン大学などと医療・ゲノムで協力
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:理化学研究所

理化学研究所の予防医療・診断技術開発プログラム(林崎良英・プログラムディレクター)はこのほど、ロシアのカザン大学およびタタールスタンがんセンターの2機関と、医療・ゲノム科学分野での先端的な技術開発を目指すための包括的な協力協定書に調印したと発表した。

今回の協定締結により、参加3機関が保有する資金、経営、臨床研究、技術開発などのリソースを結びつけ、相互の機能を補完し合うことで、付加価値の高い研究成果が期待される。

将来的には、ロシア連邦や周辺諸国だけでなく、開発した新技術や知見を広く国際社会で実用化し、創造的で高度な予防医療、診断医療の実現を目指す。今回の包括的協力協定は、その第一歩になるとみている。