2014年11月11日
千代田化工・第2四半期 増収減益
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:千代田化工建設

千代田化工建設が11日発表した14年4-9月期連結決算は、売上高は2,072億円で前年同期比3.7%の増収だったが、営業利益、経常利益は下回った。

工事は順調で、海外ではオーストラリアのLNGプラント、ベトナムでの石油・石化プラント、モンゴルでの新国際空港など、国内ではLNG受入基地や太陽光発電設備などの建設が進んだ。

川嶋誠人専務は、9月末の受注残高(1兆4522億円)について「史上最高水準を維持しているが、分野別でみるとLNGが全体の78%を占めており、LNG以外とのバランスをとることが今後の課題だ」としたあと、「だが今後は非鉄系や石油・石化系で有力な投資案件が出てきており期待できる」と語った。
また「9月末までの完成工事高(売上高)は、進捗率が44・6%だが、今後北米LNG案件の計上も開始されるので、通期予想(4650億円)を達成したい」と述べた。

第2四半期の連結受注工事高は5876億円(前年同期比511.3%増)、受注残高は1兆4522億円(35.4%増)、完成工事高は2072億円(3.7%増)だった。通期予想は据え置き。

【千代田化工・第2四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )対前年同期増減率%
◇売上高    207,170(3.7)
◇営業利益     9,820(△11.5)
◇経常利益    10,175(△18.2)
◇当期純利益    5,896(△20.4)
◇1株当たり純利益  22.76円(28.60円)

<2015年3月期・通期(連結)予想>単位:百万円 ( )対前期増減率%(参考数値)
◇売上高    465,000(4.2)
◇営業利益   19,000(△9.9)
◇経常利益   21,000(△8.0)
◇当期純利益   13,500(0.4)
◇1株当たり純利益 52.12円