2014年11月12日 | |
昭電、植物工場向けに抗菌・抗ウイルス断熱パネル | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:昭和電工 |
|
昭和電工は12日、抗菌・抗ウイルス機能を持つ光触媒「ルミレッシュ」を使用した、植物工場向けの断熱パネルを開発したため、販売開始すると発表した。 日本曹達が「ルミレッシュ」を含有した塗料の開発に成功したことから、断熱パネルへの応用が可能となった。 植物工場は外部からの菌や害虫の侵入を防ぐため天井や壁を断熱パネルで覆うが、「ルミレッシュ」をパネル表面に塗付することで、さらに安全・新鮮な野菜を生産することができる。 「ルミレッシュ」は、子会社の昭和電工セラミックス(本社:長野県、牧昌和社長)がNEDOの助成を受けて開発し、富山工場(富山県)で生産中の可視光応答型光触媒。光エネルギーに反応して、光の届きにくい暗所でも抗ウイルス効果を現わす特徴がある。 ただ、従来の光触媒が太陽光などに含まれる紫外光に反応するのに対して、「ルミレッシュ」は蛍光灯やLEDなどの屋内光にも効果を発揮する。このため空港や病院など広い方面に用途が期待されているが、東京・新宿区に本社のあるインテリア会社はすでに抗ウイルスカーテンの素材として採用を決めている。 「断熱パネル」のサンプルは、12日から14日まで東京ビッグサイトで開催中の「アグロイノベーション2014 」に展示し、紹介している。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1415774255.pdf |