2014年11月13日 |
カネカ、経皮的冠動脈形成術用 新カテーテル発売 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは13日、カテーテルの病変部通過性が従来製品より向上した経皮的冠動脈形成術用カテーテルを開発したと発表した。子会社カネカメディックス(本社:大阪市、古吉重雄社長)を通じて製品名「IKAZUCHI Zero」として本格販売を開始した。 経皮的冠動脈形成術用カテーテルとは、先端部に血管を拡張することができるバルーン(風船)が付いたカテーテルのこと。腕や太ももの付け根の血管から挿入して冠動脈内まで進めたガイドワイヤーに沿わせて、病変部まで到達させた、バルーンで押し広げ血流を得るために使用される。 今回、開発したカテーテルは、従来のIKAZUCHIと比べて、拡張時のバルーン直径が1.0ミリのものを開発し、完全閉塞もしくはそれに近い状態で、バルーンカテーテルを通過させにくい場合でも段階的に病変部を拡張しやすくした、などの特徴がある。 |