2014年11月18日
武田薬品、米国糖尿病薬訴訟で賠償金1800万円
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は18日、米国ウエストバージニア州における2型糖尿病治療薬「アクトス」による膨張がんについての製造物責任訴訟で、懲罰的損害賠償の請求は退けられたが、15万5000米ドル(約1800万円)の補償的損害賠償の支払い義務があるとの認定が下されたと発表した。

同社は現在、審理後申立てや上訴を含め、同社による証拠保全が適切になされていたかどうかという争点について、対応を検討中だとしている。

なお、今回の陪審評決以前に審理に至ったアクトスの製造物責任訴訟のうち、5件で同社の主張が認められており、原告側の主張が認められた2件に対し、同社は引き続き争っていくとしている。