2014年11月19日
ユニチカ、バイオ素材で3Dプリンター用フィラメント
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ユニチカ

ユニチカは19日、植物由来のポリ乳酸を原料としたバイオマス素材「テラマック」を用いて、3Dプリンター用フィラメント(熱溶解積層方式向け)を開発したと発表した。

「テラマック」3Dプリンター用フィラメントは、市販されているものと比較し、透明性に優れ、またシャープな造形が可能であるのが特徴であり、これまで培ってきたポリ乳酸関連技術と、溶融紡糸技術を融合させることで実現した。

国内での3Dプリンターメーカーでの販売を今年11月から開始しており、今後は海外メーカーにも展開することによって、2016年度に年10トンの販売を目指す。

また、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂だけでなく、ポリ乳酸と他のポリマーとのアロイ(合金)タイプの開発も進めていく方針である。