2014年11月20日
積水化学、マンション排水管の更正工法 1月発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:積水化学工業

積水化学工業は、マンション建物内排水管(横主管)向けの更正工法「リノベライナー工法」を2015年1月から販売開始すると発表した。

「リノベライナー工法」は、非開削でマンション建物内排水管をスピーディーに更正する工法で、既設管に曲がりや段差があってもシワなく更正が行える。

全国の分譲マンションストック戸数は約590万戸。そのうち築30年以上の高経年マンションは約140万戸となっており、今後もその数は増えることになる。

30年以上経過したマンションは、排水管(横主管)の損傷が激しいことが多い。管路に穴が開いているケースも見られるが、こうした場合、表面被覆による補修は困難となる。

「リノベライナー工法」とは、楕円形の硬質塩ビ管を折りたたんで加熱しながら排水管の修理部分に挿入し、蒸気で円形復元させ、エアで管内部に密着させる工法。開削工事が不要なため施工がスピーディにできる、管内の平滑性が高いため、流下性能が低下しない、などの特徴がある。

2016年度に売上高75億円を目指す。