2014年11月20日 | |
故中東素男氏のお別れ会、盛会 | |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:宇部興産 |
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宇部興産の社長、会長として、同社の発展に尽力した故中東素男氏の「お別れの会」が20日、東京都内のホテルで開かれ集まった多くの業界首脳や友人たちが故人を偲んだ。 昭和24年大阪大学工学部を卒業し宇部興産に入社。カプロラクタムを中心に主に化学畑を歩いた。 戦時中は海軍兵学校で“海軍精神”を叩き込まれたというだけあって、仕事ぶりはタフだった。 “強い事業をより強く”と、強いリーダーシップを発揮しラクタム、ナイロン事業を世界トップクラスにのし上げた。 だが、仕事を離れると、温厚そのものでやさしかった。“花には水を、人には愛を”と広言してはばからなかった。休日には子どもの頃に習ったというピアノ演奏を自宅で楽しんだ。享年90。 会場には、昭和電工の高橋恭平会長、市川秀夫社長、住友化学の十倉雅和社長、昭和シェル石油の香藤繁常会長、帝人の大八木成男会長、丸善石油化学・藤井シュン社長、日産化学・木下小次郎社長ら化学業界首脳、政界からは高村正彦、河村健夫、林雅正の各氏ら、生前故人と親しかった人たち約350人がつめかけ、ありし日を偲んだ。 2001年、化学工学会会長に選任された。 関連記事(2001年3月9日付) http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/3035 |