2000年10月27日
VEC、「天然資源効率利用」唱えるブレーク博士講演会
「化学工業におけるファクター10」テーマに
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

 VEC(塩ビ工業・環境協会)は、近く来日する仏F・シュミット・ブレーク博士をお茶の水スクエアの会場に招いて「化学工業におけるファクター10の具体化にむけて」をテーマに講演会を開催する。
 同博士は、天然資源の利用効率を10倍に高めることを提唱する、同国ファクター10研究所長。これからの人類にとって、天然資源を有効利用していくことが何より大切であると主張し、独自の理論を展開してきたことで知られている。
 1982年にOECD科学局長、1991年にドイツ環境庁の特別顧問に任命されたほか、多くの国際機関、科学機関で活躍、ことにサービス単位当たりの物質投入量を表わす尺度「MIPS」を開発して世界の注目を集めた。
 環境問題では採取・廃棄する天然資源の総量の方が、資源消費の際に生じる特定の汚染物質よりも環境に与える影響が大きいと、資源生産性に基づく環境政策の必要性を説いている。
 講演会開催要項は次の通り。

◇日時 2000年11月2日(木)17時~19時
◇場所 東京都千代田区神田駿河台1-6「お茶の水スクエア」C館8階ホール
◇参加費 無料
◇申込方法 聴講希望者は塩ビ工業・環境協会(電話 03-3506-5481)まで申し込むこと。先着200人まで。