2014年11月21日
多田製薬協会長「来年のアジア会議、創薬テーマに」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本製薬工業協会

多田正世・日本製薬工業協会会長(大日本住友製薬社長)は20日の定例会長会見で、「日本は世界第3位の新薬創出国であるが、第一位の米国に比べると、米国はバイテク企業で発見された薬剤あるいは大学で発見された薬剤の合計が全体の61・%であるのに対して日本ではわずか2・0%に過ぎず、日本は大規模製薬企業で発見された薬剤が中心である」と指摘し、「基礎研究から実用化を目指した10年前後の長期にわたる一貫した取り組みが必要」と強調した。

また、アジア製薬団体連携会議(APAC)について、「来年の第4回開催は、2015年4月9-10日に東京で開催される」としたうえで、「活動テーマは、創薬連連携と規制・許認可になる」とし、「革新的な医薬品をアジアの人々に速やかに届ける、をテーマにアジアでの新たな産学官連携体制の構築を目指す」方針を強調した。