2014年11月28日
10月の鉱工業生産指数 0.2%上昇、基調判断「一進一退」
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が28日発表した10月の鉱工業生産指数(2000年=100)は、生産が前月比0.2%上昇の98.2で、2カ月連続のプラスとなった。出荷も0.4%の上昇(指数 98.4)と2カ月連続アップした。在庫は0.4%の低下(同111.4)となった。

製造工業生産予測調査によると11月は前月比2.3%の上昇、12月は同0.4%の上昇だった。11月は電力部品・デバイス工業、情報通信機械工業など、12月は電気機械工業、輸送機械工業、鉄鋼業などが上昇を伝えている。

同省は基調判断を「総じてみれば、生産は一進一退にある」と、前月の判断を据え置いた。

業種別にみると、15業種のうち生産が上昇したのは汎用・生産用業務用機械工業(前月比4.4%)、電気機械工業(3.2%)、電子部品・デバイス工業(1.6%)、金属製品工業(1.7%)、化学工業(除、医薬品=0.6%)など6業種だった。

化学工業(除、医薬品)は生産が前月比0.6%上昇の91.4、出荷同3.3%上昇の91.1、在庫同1.5%低下の103.5だった。在庫率は4.1%低下の113.3となった。

プラスチック製品工業は生産が前月比0.6%低下の95.4、出荷同1.0%低下の94.7、在庫同1.5%低下の107.9で在庫率は0.4%低下の111.2だった。