2014年11月28日
味の素、飼料用アミノ酸をフランスで増産
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:味の素

味の素は、100%子会社である味の素アニマル・ニュートリジョン・グループが、フランスで生産・販売している飼料用アミノ酸のトリプトファンの生産能力を年間4500トンから7500トンに増強すると発表した。
今年12月に着工し、2016年5月完工の予定。

新技術を導入して競争力の強化を図る一方、市場の変動に対応して生産品目を切り替えるフレキシブル生産体制の構築により、収益の確保・安定化を実現する。

飼料用トリプトファン市場は、過去5年間で年率約40%のペースで拡大している。今回、少ない原燃料での生産を可能にする低資源発酵技術をさらに発展させた新しい生産技術を導入しコスト競争力の向上と、低環境負荷での増産を可能にする。また、他の生産品目(リジン、スレニオン、バリン)との設備共有化を合わせて実施し、必要に応じて生産品目の切り替えができる生産体制を確立する。