2014年12月05日
帝人フロンティア、ポリエステル消臭素材開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:帝人

帝人フロンティア(本社:大阪市中央区、竹中哲嗣社長)は、3大汗臭(酢酸、アンモニア、イソ吉草酸)に対応した新たなポリエステル消臭素材「デオフロント」を開発したと発表した。

優れた消臭性能、洗濯耐久性、高い染色堅牢度を持ちながら、ソフトな風合いと吸汗性などの快適性を実現した新素材で、同社は2016年春夏向けのスポーツウエア用重点プロモーション素材と位置付け、今後、スポーツ用途を中心に幅広く用途展開、拡販を図る。

従来のポリエステル素材は、消臭性能が低い、風合いが硬い、吸汗性能が低いなどの問題があった。
これまで、3大汗臭に対応する素材としては、主として天然素材に加工剤を施したものが流通しているが、ポリエステルに同様の加工剤を付与することは困難とされていた。
同社は、初年度に10万メートル、3年後に50万メートルの販売を目指す。