2014年12月11日 |
農水省、今年の研究成果10大トピックス |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:農林水産省 |
農林水産省の農林水産技術会議事務局は10日、「2014年農林水産研究成果10大トピックス」を選び発表した。 ここ1年間に新聞記事となった民間、大学、公立試験研究機関及び独立行政法人研究機関の農林水産研究成果のうち、内容に優れ社会的関心が高いと考えられる成果10課題を選定した。 選定された10大トピックスは次の通り。 (1)飛ばないナミテントウの育成と利用技術の開発/アブラムシ防除に強力でやさしい味方誕生 (2)ニホンウナギ仔魚飼育 大型水槽で成功/シラスウナギ量産技術の開発に期待 (3)施肥量を大幅に削減できる「うね内部施用機」のラインナップが完成/露地野菜作で肥料施用量を30-50%削減可能 (4)資材不要・素早く・簡単な穿孔暗渠機「カットドレーン」を開発/手軽な施工で抜群の排水性を確保 (5)植物体への超音波処理による病害防除技術を開発/物理的刺激を与え、病気に対する抵抗性を誘導 (6)クモ糸を紡ぐカイコの実用品種化に成功/大量生産への道を拓く (7)豚ぷんをリン鉱石代替物に変換する技術を開発/家畜排せつ物のリサイクル推進に期待 (8)青切り出荷用タマネギの高能率調製装置を開発/未乾燥タマネギの葉切り・根切り作業の大幅な省力化に期待 (9)イネの収量を増加させる遺伝子(SPIKE)の発見及びそのDNAマーカーの開発/収量の多い熱帯の普及品開発に期待 (10)鶏肉のイミダゾールジぺプチドの脳老化改善効果を発見/鶏肉摂取を介した認知症予防の取り組みに道を拓く |