2014年12月16日 |
旭化成せんい、診断薬用セルロースナノ微粒子開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:旭化成せんい |
旭化成繊維は16日、セルロース繊維「ベンベルグ」技術をベースに診断薬発色剤などとなる、セルロースナノ微粒子「ナノアクト」(商品名)を開発し、販売開始したと発表した。 従来の免疫クロマト診断薬は、採取した検体の抗原濃度が低い場合に発色ラインが十分確認できないなどの問題や判定時間の短縮、一つの診断キットで複数の検体を測定する際の識別性向上などといったニーズがあった。 「ナノアクト」はこれらの課題を解決できる。以下の特長を持つ (1)高視認性 :粒子の大きさと色の濃いさを両立させ実現 (2)高感度化 :低い抗原濃度での検出が可能 (3)迅速判断が可能 :判定ラインの出現時間が早い (4)判定ラインの多色化 :異なる対象物の同時診断ができる 12月15日から「ナノアクト」を使用したインフルエンザA/B型の同時診断キットが診断薬メーカーのアドテックを製造販売元、LSIメディエンスを販売元として発売されたが、引き続き国内外のメーカーによって順位市場投入される見込みだとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1418695388.pdf |