2014年12月16日 |
農研機構と生物研、イネのDNAマーカー情報を一元化 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:農林水産省 |
農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)と農業生物資源研究所(生物研)は、育種関係者によるイネのDNA(デオキシリボ核酸)マーカーの開発状況の把握を容易にし、イネのDNAマーカー育種の利用を促進するため、これまでに開発されたイネのDNAマーカー約100種類について、標的とする形質・特性、活用するポイント等を一元化して整理したウェブページを公開した。 イネのDNAマーカーは、国内外の研究機関や大学等が開発しており、近年、急速にその成果が蓄積されてきているが、その成果情報が一元化されていないため、品種開発の現場が必要とする情報を適時的確に得るのが難しいのが現状である。 そこで農研機構と生物研は、これまでに公開された文献情報を整理し、品種開発の現場で利用しやすい形で提供することにした。このサイトは、作物のDNAマーカー情報を提供していくもので、現場で得られた成果や利用者からの様々な要望などのフィードバックを得て、情報をより充実させていく方針である。 今後、イネに引き続き、ダイズやコムギなど他の作物についても、DNAマーカー情報を順次公開していく方針である。 |