2014年12月17日
資生堂・2020年度営業利益1000億円目指す
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:資生堂

資生堂は17日、2015年度~2020年度の中長期戦略「VISION 2020」を策定したと発表した。
この中で、まず、これまでに培ってきた研究開発力やグローバルな事業展開力などの強みを十分に活かせなかった現実を直視し、2020年をターゲットに何をすべきかを明確にし企業価値を高めていくと強調した。

メインテーマは「動け、資生堂」。これまでの静的なイメージを打破し、よりアクティブでスピーディーな会社に変わっていくことを目指す。

2015年度から17年度の3年間を事業基盤再構築の期間と位置づけ、その後の20年度の3年間を成長加速の新戦略に取り組む期間とする。

最初の3年間ではブランド強化、マーケティング・R&D投資の拡大、組織・人事制度改革、中国・アジア・EC市場の強化、全社構造改革に取り組み、売上高3~5%のCAGR(年福利成長率)を目指す。

次の3年間では新ブランドの導入、M&A、投資継続・リターンの獲得、グローバル体制の構築、新興国・未開拓エリアの開拓、ビジネスモデルの見直しと刷新に取り組み、5~7%のCAGRを目指す。

これらを実行することで、2020年度には売上高1兆円超、営業利益1,000億円超、ROE12%以上の達成を目指す。


ニュースリリース
http://www.shiseidogroup.jp/releimg/2371-j.pdf