2014年12月17日
塩ビ樹脂の国内出荷が2カ月連続で前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)は17日、塩化ビニル樹脂(PVC)と塩化ビニル樹脂モノマー(VCM)の11月生産・出荷実績を発表した。

PVCの生産は11万3855トンで前年同月比3.1%減と3カ月連続の前年割れとなった。国内出荷は、8万8201トン、同10.4%減で2カ月連続の前年割れとなった。とくに、消費税増税後は、4月と9月が前年比プラスとなっただけで、前年割れが6カ月にのぼっており、消費税増税後の反動が尾を引いている。

国内出荷の内訳は、主力のパイプが中心の硬質用が4万9151トン、同12.0%減で5月以来7カ月連続の前年割れとなっている。軟質用は2万228トン、同8.4%減で2カ月連続の前年割れ、電線・その他用が1万8822トン、同7.9%減で3カ月ぶりの前年割れとなった。
輸出は2万9070トン、同3.6%減で3カ月連続の前年割れとなった結果、出荷総計は11万7271トン、同8.8%減で3カ月連続の前年割れとなった。

一方、VCMの生産は19万1524トン、同5.5%増で2カ月ぶりのプラスとなり、国内出荷は12万4900トン、同3.1%減で3カ月連続の前年割れとなった。輸出は6万3013トン、同57.8%増で8カ月連続のプラスとなった。出荷総計は18万7913トン、同11.3%増で輸出が引き続き堅調だったのを反映して8カ月連続のプラスとなった。


ニュースリリース参照

(11月実績)
塩ビ樹脂
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1418791446.xls

塩ビモノマー
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1418791446.xls