2014年12月19日
東レ、インドネシアでPPスパンボンド設備を増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レとトーレ アドバンスド マテリアル コレア(本社・韓国ソウル市、TAK)は18日、インドネシアにおける高機能ポリプロピレン長繊維不織布(PPスパンボンド)の事業子会社であるトーレ ポリテ ジャカルタ(本社・インドネシア タンゲラン市、TPJ)で年産約1万8000トンの生産設備を増設すると発表した。

増設後のTPJのPPスパンボンド生産能力は、年産約3万7000トン、増設後の東レグループ全体でのPPスパンボンドの生産能力は年間約15万3000トンとなる。増設設備の稼働開始は、2016年9月を予定している。

ASEAN地域では今後経済成長に伴い、乳・幼児用の紙おむつの需要が急速に伸びると予測されている。紙おむつ用素材のPPスパンボンドの需要は、2013年の年間49万3000トンから2016年には66万トン、2020年には93万6000トンに拡大すると予測されている。

東レグループは、韓国、中国、インドネシア3拠点のPPスパンボンド供給体制を拡充し、成長著しいASEANをはじめとする新興国市場での拡販を推進していく方針である。