2014年12月19日
小林日化協会長、「緩やかな回復、なお続く」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学工業協会

小林喜光・日本化学工業協会会長(三菱ケミカルホールディングス社長)は19日の定例会長会見で「化学産業を含む日本経済は、現在、緩やかな回復基調にあるが、今後もしばらくは続くだろう」との見通しを語った。

とくに原油価格下落の影響について、「原油価格の下落は、予想を超えたものであり、この傾向は今後も続くだろう」としたうえで、「これは国内の物価下落につながる要因にもなるもので、日銀が目標にしている“物価2%上昇”の足を引っ張る可能性がある。その場合、更なる金利引き下げに発展する可能性もある」との見方を明らかにした。