2000年10月26日 |
LG化学、中国のABS樹脂合弁会社で9万トン増設 |
グループ合計55万トン体制で世界4位のメーカーに |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
韓国のLG化学は25日、中国の勇興化工とのABS樹脂合弁会社寧波樂金勇興化工有限公司について、9万トン増強、年産15万トンに引き上げると発表した。完成によりLG化学グループは世界4位のABS樹脂メーカーとなる。さらに同社は、2002年下期までに中国で30万トン体制を構築する方針。 寧波樂金勇興化工有限公司は、1998年にLG化学75%、勇興化工25%出資により設立、年産5万トンでスタート現在年産6万トンの生産能力を有している。今回の計画は、9万トン増設、生産能力を15万トンに拡大するもので、完成によりグループ生産能力は年産55万トンに拡大する。 さらに同社は、中国において2002年下期までにABS樹脂の生産能力を33万トンに倍増させる考えで、完成すればグループで70万トン体制が構築される。 同社では、中国のABS樹脂の需要を今年で165万トン、対する国内生産量は33万トンと推定している。このため中国市場では、今後もABS樹脂を供給する余地が大きいとして、今回の増設を決定した。 |