2015年01月06日
理研、カタール・バイオメディカル研と連携センター
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:理化学研究所

理化学研究所の予防医療・診断技術開発プログラム(PMI、林崎良英プロジェクトディレクター)は、カタールのカタール・バイオメディカル研究所(QBRI、ヒラル・ラシュウェル所長)は、連携センターを設立することで合意したと発表した。日本とカタールがバイオメディカル分野で研究協力体制を構築するのはこれが初めて。

設立される連携センターは、がんなどの疾患を対象とし、理研独自のシステムによる遺伝子ネットワーク解析とそれに基づくバイオマーカーの探索および人的交流を主眼としている。

カタール・ドーハに整備中の研究開発施設と日本の双方に拠点が置かれ、PMIはQBRIの研究者への技術指導、データの共同解析などを行う。今後、両国の医療機関とも連携しつつ共同研究を順次進めていく方針である。今回の連携センター設置によって、個人の遺伝子特性に基づく、体質に合った個別化医療の実現が期待される。