2015年01月08日
NEDO事業のスパコン、省エネ性能ランク世界2位に
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は8日、NEDO助成事業の成果としてPEZYコンピューティング(ペジーコンピューティング社)が開発した高性能プロセッサが小型スーパーコンピュータ(スパコン)「睡蓮」に搭載され、米国ルイジアナ州で開催された国際学会で、スパコン消費電力性能ランキング「The Green500List」の世界2位(国内1位)を獲得したと発表した。

現在、スパコン、サーバー代表される高性能コンピュータシステムを総括したHPC分野においては、その演算能力の向上だけでなく、電力効率の改善がより一層求められており、高性能と低消費電力を両立させたPEZY-SCプロセッサを用いることで、小型ながら省電力・高性能なコンピュータシステムが実現できることが実証された。

今後、PEZYコンピューティング社では、今回実証された消費電力性能の高さを活かして、HPC分野の実アプリケーションの実装と性能検証を進めていく予定である。