2015年01月09日
工藤カーボンブラック協会長「輸入品影響の厳しい」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:カーボンブラック協会

カーボンブラック協会は9日、工藤能成会長(東海カーボン社長)の年頭所感を発表した。
工藤会長はこの中で「今年も業界を取り巻く環境は厳しい」とし、「自動車の国内生産は前年比4%の減少、タイヤの需要も3%の減少が見込まれる。カーボンブラックの需要も微減が予想される」と分析した。
今後の課題として輸入品問題を挙げ「異常とも思える低価格攻勢で増量を図る中国品への対抗など、国内カーボンブラック事業には厳しい道のりが続く」と強調した。
さらに「日本のカーボンブラック産業は切磋琢磨し、環境・安全など共通する問題には力を結集して局面打開を図る必要がある。産業の生き残りをかけて頑張っていく」と述べた。


ニュースリリース
工藤能成・カーボンブラック協会長 年頭所感
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1420792038.doc