2015年01月13日

武田薬品、「コルクリス」特許係争 控訴へ

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：武田薬品工業

武田薬品工業は13日、100％子会社の武田ファーマシューティカルズUSA社（TPUSA社）が、通風治療剤「コリクルス」（一般名：コルヒチン）をめぐり米国で提起しているHikma Pharmaceuticalsに対する特許侵害訴訟および米国食品医薬品局（FDA）に対する訴訟を継続して行うと発表した。 米国コロンビア特別区連邦地方裁判所は1月9日、FDAのHikma社製品承認に対する同社の申立を却下した。 TPUSA社は2028年もしくは2009年まで複数の特許により保護されていると主張しており、控訴を決めた。 痛風患者は全米で800万人以上と多く、今後も増加する傾向にある。 武田薬品は2009年に「コルクリス」を米国で発売した、同社の主要通風治療薬の1つ。 同剤は米国で初めてFDAから処方薬として承認された単一成分の経口コルヒチン製剤として注目された。 ニュースリリース http://www.takeda.co.jp/news/files/20150113_jp_2.pdf