2015年01月14日
富山化学、新規マクロライド系抗菌剤 第3相試験開始
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:富山化学、富士フイルム

富士フイルムは14日、グループ企業の富山化学工業(本社:東京都新宿区、菅田益司社長)がこのほど日本でマクロライド系抗菌剤(一般名:ソリスロマイシン)の臨床第2相試験を開始したと発表した。

同剤は、Cempra、Inc.(本社:米国ノースカロライナ州)が創製した新規抗菌剤で、既販品のマクロライド耐性の肺炎球菌、マイコプラズマに対し強い抗菌活性を示す。また比較的高い免疫調整作用(抗炎症作用)を有する。

欧米では、2012年12月から中等症ないし重症の市中肺炎患者を対象とした臨床第3相試験が進行中だ。
富山化学は2013年5月、Cempra 社と同剤の日本における開発、製造及び販売の独占的権利に関するライセンス契約を締結。同年9月から臨床第1相試験を実施し、安全性および忍容性を確認済みである。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1421203733.pdf