2015年01月15日
米サノビオン、「ラツーダ」特許で後発品3社提訴
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:大日本住友製薬

大日本住友製薬は15日、米国食品医薬品局(FDA)に非定型抗精神病薬「LATUDA(ラツーダ)」(一般名:ルラシドン塩酸塩)の後発品申請(ANDA)を行ったEmcure ファーマシュティカルスなど3社に対して、米国特許の侵害を理由に子会社サノビオンと共同で、米国ニュージャージー州連邦地裁に特許侵害訴訟を起こしたと発表した。

「ラツーダ」は大日住友薬が創薬した非定型抗精神病薬。米国ではサノビオン社に特許実施権を許諾して2011年から「LATUDA」の販売名でサノビオンが販売している。

今回の訴訟提起によりFDAによるANDAの承認は、同剤がFDAから承認されてから7年6カ月後の2018年4月28日、または同特許の無効ないし非侵害が連邦地裁によって判断された日のいずれか早い時期まで停止される。訴訟の結果、特許侵害行為の排除が認められた場合は同特許の満了日(2018年7月2日)まで停止される。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1421283122.pdf

(英文)
Sunovion Pharmaceuticals Inc. Files Patent Infringement Lawsuits Regarding LatudaR
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1421283122.pdf