2015年01月20日 |
PSの14年国内出荷、前年並みに止まる |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会は20日、2014年1-12月のポリスチレン(PS)及びスチレンモノマー(SM)の生産出荷実績を発表した。 PSの生産は、65万2466トンで前年比1%減と前年並みとなった。年前半は同2%増だったが、後半に伸び悩み3%減となった。国内出荷は、62万6297トンで同1%減となった。前半は4月からの消費税増税の影響でプラスだったが、後半に入りマイナスに転じ、とくに11月、12月は前年同月比17%減と大きく落ち込み、前半のプラスを帳消しにした。 用途別では、主力の包装用が27万7588トン、同5%減で、とくに第4四半期は6万5077トン、前年同期比18%減と大きく落ち込んだ。ユーザーの海外進出の影響を受けている電機・工業用は8万7803トン、同12%減でついに9万トンを割り込んだ。フォームスチレン(FS)用は18万1973トン、同6%増、雑貨・産業用が7万8933トン、同8%増と比較的堅調だったが、第4四半期だけをみるとそれぞれ7%減、12%減と落ち込みがみられた。 輸出は2万2251トンで同2%増となり、2011年レベルに戻った。出荷合計は64万8548トン、同100%で前年並みとなった。 一方、SMは生産が245万7107トン、同5%減となった。プラント定修が多かったことが影響した。内需は138万4359トン、同3%減、輸出が107万3367トン、同9%減で、出荷計は245万7726トン、同6%減で2012年レベルとなった。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1421746073.pdf |