2015年01月27日 |
出光ライオン、「ナノセルロース高分散ポリプロ」共同開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:出光ライオンコンポジット |
出光ライオンコンポジット(東京都台東区)、中越パルプ工業(富山県高岡市)、三幸商会(愛知県名古屋市)の3社は26日、竹を活用した再生可能天然資源のナノセルロースを均一分散させたポリプロピレン複合材料の開発に成功したと発表した。 ナノセルロースは、鉄鋼の5分の1の軽さで、強度は5倍というファイバーで熱による伸縮がきわめて小さい、ナノレベルと細く、透明材料ともなり得るなど多くの特性を有する。 このナノセルロースをポリプロと配合することで材料の低比重高剛性か化が可能となる。ポリプロやポリエチレンといったポリオレフィンは軽量で耐薬品性、引張強度、耐衝撃性などに優れるという特徴をもっている。 新複合材料は、用途として自動車や電機・電子材料などに期待、軽量化に寄与できるとしている。 出光ライオンコンポジットと中越パルプの両社は今後、サンプル出荷を急ぐ方針だ。 |