2015年01月27日
三菱化学とマツダ、自動車外装用にも使用できるバイオ樹脂開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱化学、マツダ

三菱化学は27日、マツダと共同で自動車外装意匠部品にも無塗装で使用できるバイオエンプラ「DURABIO」の新グレードを開発したと発表した。

同グレードは、今年マツダから発売予定の新型「マツダ ロードスター」の内装意匠部品に使用され、その後順次外装部品にも展開する。

「DURABIO」は、再生可能な植物由来のイソソルバイドを原料としたバイオポリカーボネート系樹脂で耐衝撃性・耐熱性・耐候性などで従来のエンプラに勝る性能を有する。発色性がよく、透明度が非常に高いため顔料を配合するだけでつややかな光沢のある表面をつくることができる。表面が堅くて丈夫なため、擦り傷がつきにくい特長もある。そのため塗装工程が不要で、塗料から出るVOC(揮発性有機化合物)排出をなくすことも可能となる。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1422327067.pdf

(英文)
MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD 2015
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1422327067.pdf