2015年01月27日
東レ、韓国でポリエステル短繊維事業を拡大
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは27日、昨年2月に買収が完了した韓国のトウレ・ケミカル・コレア(TCK)で、東レグループの相乗効果を追求したTCKのポリエステル短繊維事業の拡大計画を策定したと発表した。

それによると、TCKの慶尚北道の亀尾市にある亀尾第一工場で、ポリエステル低融点原綿(LM原綿)の生産能力を約1.7倍の年産17万トンに引き上げる。これは2016年7月の生産開始を計画している。

また、需要が急拡大している衛生材料用不織布向けにポリエチレン/ポリプロピレン、ポリエステル/ポリエチレン複合原綿の生産能力も増強する。TCKは、東レが買収する以前の2004年7月からLM原綿の製造を開始し、現在、世界シェアの第3位を占めている。今回の設備増強により、成長分野であるLM原綿の市場での地位を確立し、不織布用原綿の販売拡大及び収益拡大を目指す。