2000年10月25日
EPSの3Qの出荷、4万9,417トン
家電向けの大幅減が響き前年を4.6%下回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会の集計によると、EPS(発泡スチレンビーズ)の今年7~9月期の出荷量は4万9,417トンとなった。前年同期の実績を4.6%下回っている。
 主要需要分野別に見ると、最大消費分野の水産容器向けが2万3,330トンで前年同期比97.8%、家電梱包向けが7,455トンで同77.6%、その他成型品向けが9,972トンで同117.0%、ブロック向けが5,070トンで同85.5%、農産物容器向けが2,812トンで同91.7%--となっている。
 家電の梱包向けが引き続き不振な点が特に目を引く。逆にその他成型向けは大幅な伸びとなっているが、これには事務機や精密機械部品などの容器の需要の好調が大きく作用していると見られる。
 この結果、EPSの今年1月から9月までの総出荷量は14万5,368トンとなった。前年同期比は96.5%である。水産用は6万5,776トンで同98.4%、農業用は1万634トンで同97.0%、その他成型用は2万7,801トンで同99.9%、家電用は2万2,630トンで同89.7%、ブロック用は1万6,133トンで同93.3%--となっている。