2015年01月29日
小坂・中外製薬社長「シンガポール投資拡大」に意欲
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬の小坂達朗社長は28日の決算説明会で、「シンガポール(CPR社)における抗体改変技術を活用した開発候補品の創製を加速するため、今後も投資拡大に取り組む」との方針を明らかにした。

同社は、シンガポールのCPR社への投資をこれまでの5年間で125億円を投じたが、今後10年間で400億円を投じる方針。シンガポールへの投資拡大理由について小坂社長は、「抗体研究のプロジェクトが創薬開発に重点を置いていることもあるが、なんといっても、シンガポール政府の姿勢がこのプロジェクトへの支援強化を強めており、当社もそれに応じる姿勢を示すべきだ」と判断したと語った。このため、今後もシンガポールにおける同社の投資拡大が続くとみられる。