2015年01月30日
12月の鉱工業生産「緩やかな持ち直しの動き」化学など上昇
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が30日発表した12月の鉱工業生産指数(2000年=100、季節調整済み)は、生産が前月比1.0%上昇の98.9で、2カ月ぶりにプラス回復。出荷も1.1%上昇の98.3、在庫は0.4%低下の112.0となった。

製造工業生産予測調査によると1月は前月比6.3%の上昇、2月は同1.8%の低下だった。
同省は基調判断を「総じてみれば、生産は緩やかな持ち直しの動きがみられる」と、前月までの「一進一退にある」を上方修正した。

業種別にみると、生産が上昇したのは全15業種のうち、電子部品・デバイス工業、情報通信機械子会社、化学工業(除、医薬品)、輸送機械工業、プラスチック製品工業、繊維工業など11業種。低下したのは金属製品、鉄鋼業、その他工業、石油・石炭製品工業の4業種だった。


化学工業(除、医薬品)は生産が前月比2.5%上昇の94.0、出荷0.2%低下の91.9、在庫0.9%上昇の104.7だった。在庫率は3.5%低下の115.5となった。

プラスチック製品工業は生産が前月比1.1%上昇の97.1、出荷0.8%上昇の95.8、在庫同0.6%低下の107.4で在庫率は4.2%低下の110.0だった。