2015年01月30日 |
農水省、福島県の「スギ雄花放射性セシウム濃度」低下 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:農林水産省 |
農林水産省は30日、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け平成23年度から福島県内でのスギ雄花に含まれる放射性セシウム濃度の調査を実施しているが、「平成26年度調査でも23年度の1割程度に濃度が低下していた」との調査結果を発表した。 26年度調査は、25年度と同じ福島県内24地点で実施した。今回の調査結果でも、空間線量率の高い地点では、雄花中の放射性セシウム濃度もたかい傾向が見られたものの、全体的に比較すると24年度は前年度の半分程度、25年度は3割程度、さらに26年度は1割程度に放射性セシウム濃度が低下していた。 また、スギ雄花に含まれる放射性セシウム濃度の最高値は1kg当たり約2万5000ベクレルで、24年度は23年度の3分の1程度、25年度は4分の1程度、26年度は10分の1程度に濃度が低下していた。 同省では、今後も森林総研などと連携して調査を継続していく方針だ。 |