2015年02月02日
武田薬品、百日ぜき用4種混合ワクチン開発中止
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は2日、日本で臨床第2相試験を終了していた4種混合ワクチンTAK-361S(沈降精製百日ぜきジフテリア破傷風ワクチンにセービン株などを混合した4種混合ワクチン)の開発中止を決定したと発表した。ワクチンに対する研究開発資源の最適投資化を図る観点から決定した。

日本では、すでに他のワクチン製造会社から安定的に4種混合ワクチンが供給されているため、同社は今後、ノロウイルスワクチン、デング熱ワクチン、インフルエンザワクチン、ヒブワクチン、エンテロウイルス71ワクチン(手足口病に対するワクチン)など、アンメットメディカルニーズの高いワクチンの日本及びグローバルでの開発に注力していく方針である。