2015年02月03日
富士フイルム、仏研究機関とエボラ出血熱診断 共同研究
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは3日、フランスの感染症、微生物学分野の公的研究機関であるBIOASTER(バイオアスター)と、エボラ出血熱の迅速診断システムに関する共同研究契約を2日に締結したと発表した。

現在西アフリカで流行しているエボラ出血熱を封じ込めるには、治療薬やワクチンだけでなく感染者を初期段階で発見し、感染経路を遮断する必要がある。そのため簡便・迅速に疾患を見分ける、新たな診断技術・製品の開発が求められる。

今回の共同研究は、富士フイルムのウイルス高感度検出技術と、バイオアスターが作製、評価するエボラウイルス抗体を用いて、高い診断能力を有する簡便、迅速、小型で可搬性に優れた診断システム技術の確立をめざしている。