2015年02月05日 |
日本ゼオン・増収減益 純利益150億円 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本ゼオン |
日本ゼオンが5日発表した14年4-12月期連結決算は、合成ゴム事業が海外市況悪化の影響を受けたなどから純利益が前年同期比12%減の150億円となった。売上高は4%増収の2,325億円だった。 同社の南忠幸・取締役常務執行役員は「売上高は4%の増収だったが、販売価格の下落によるマイナス分と円安による為替差益がイーブンで、販売数量の増加分91億円分が増収要因となった」。営業利益については「12億円の減益だが、販売価格の下落によるマイナス要因と原料価格上昇によるマイナス要因の合計が、為替差益のプラス分を差し引いた分だけ減益になった」と分析。通期業績予想では、「第3四半期までの増収減益基調がそのまま続く見通しで、とくに原料ナフサ価格の下落がマイナス要因として出てきている」との見方を示した。 【日本ゼオン・第3四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )対前期増減率% ◇売上高 232,539(4.0) ◇営業利益 23,236(△5.0) ◇経常利益 25,236(△7.4) ◇当期純利益 15,028(△12.2) ◇1株当たり純利益 66.26円(73.98円) <2015年3月期・通期(連結)予想>単位:百万円 ( )対前期増減率% ◇売上高 310,000(4.6) ◇営業利益 28,000(△6.4) ◇経常利益 31,000(△4.8) ◇当期純利益 18,000(△8.4) ◇1株当たり純利益 79.37円 |