2015年02月09日 |
旭硝子が新中計「企業価値プラス」を前面に |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭硝子 |
旭硝子(AGC)は6日、新経営方針「AGC plus」を発表した。前回中計(Grow Beyond)は、2020年の「ありたい姿」を掲げ、成長基盤の構築、体質改善などを課題に取り組んだが、今回中計(2015~17年)では“事業環境の変化”を踏まえての経営方針策定となった。 この中で「企業価値をプラスする方策」を最優先目標に掲げ、(1)マーケット視点と多様性を活かした売上高の拡大(2)メリハリある経営資源配分により資産効率の向上を図るーの2点に注力する。 建築用ガラス事業は引き続き体質強化や構造改革を実施する。自動車用ガラスは世界トップポジションをさらに固める。電子事業は、液晶ガラスで成長著しい中国に生産能力をシフトし収益力向上を図る。化学品事業は海外クロールアルカリ事業で高成長続く東南アジア市場のさらなる取り込みを図る。フッ素事業は高機能素材の世界的な需要増を背景にAGCグループの成長に活かす。 ■2017年までの経営財務目標 ・売上高 :1兆6,000億円 ・営業利益 :1,000億円以上 ・ROE : 5%以上 ・D/E : 0.5以下 2015~17年までの3カ年か年の設備投資額は、減価償却費の範囲内の4,000億円を前提とする。総額の配分はガラス事業と電子事業に各35%、化学品事業に30%となる見込み。 利益配分については、引き続き30%を配当性向の目安とし全てのステークスホルダーに価値をプラスすることにより、業績の回復と次毒的な成長をめざす。 ニュースリリース参照 新経営方針 AGC plus について http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1423205836.pdf |