2015年02月09日 | |
昭電、インドネシアのアルミナ工場 本格稼働 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
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昭和電工は9日、インドネシアのアルミナ合弁会社、インドネシア・ケミカル・アルミナ社(ICA)がカリマンタン島に建設していたケミカル用アルミナ年産30万トン工場を完成し商業運転に入ったと発表した。 ICAは2007年、昭電(20%)とインドネシアの国営資源会社アンタム社(80%)との合弁で設立。カリマンタン島に昭電の技術で年産30万トンの新工場を建設していた。昭電はうち20万トンを引き取る。 アルミナはファインセラミックスの基本素材だが、セラミックスのほかにも水質浄化剤やエレクトロニクス製品材料など幅広い産業分野で使用されている。 昭電は横浜事業所でアルミナを生産していたが、精製段階で生じる不純物を海洋投棄できなくなったため、製造拠点をインドネシアに移す計画を進めていた。横浜ではすでに2014年9月から生産に入っている。 新工場で生産した製品は日本に輸出するほかアジア地域で販売する。そのための供給体制を確立する。 ■インドネシア・ケミカル・アルミナ社の概要 ・社名 : P.T. INDONESIA CHEMICAL ALUMINA ・設立 : 2007 年2 月 ・代表者: デニー マウラサ社長(Mr. Denny Maulasa) ・株主 : アンタム社(80%)、昭和電工(20%) ・新工場生産能力 :年産30 万トン(昭和電工引取分20 万トン) ニュースリリース参照 インドネシア アルミナ工場が本格稼働 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1423458641.pdf |