2000年10月24日
田代会長、塩ビ世界会議の収穫の大きさを強調
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:東ソー、塩ビ工業・環境協会

 塩ビ工業・環境協会の田代圓会長(東ソー社長)は、24日の定例記者会見で塩ビポリマーとモノマーの最近の需給動向について見解(別掲)を明らかにした後、10月10日から12日まで横浜で開催された「第9回塩ビ世界会議(GVC2000)」についても触れ、「これまで以上に多くの国が参加して活発に情報と意見が交わされ、大変に有益な会合になった」と同会議が従来にも増して収穫の大きな会合となった点を強調した。
 GVC2000に関する同会長の発言要旨は次の通り。

 ▽GVC2000は、塩素世界会議(WCC)との連続会議として開催されたが、参加国は21ヵ国に達し、一段とグローバルな会合となった。しかも今回の会合には、日米欧などの先進各国に加えてアジア諸国や東欧さらにはロシアなどからも多くの参加があった。この点が今回の会議の持つ大きな特色と言える。
 ▽このようにこれまで以上に多くの国の参加が得られたのは、塩ビ工業に係わる諸問題の解決と相互発展にはグローバルな取り組みが不可欠との考えが世界全体に広がってきたからにほかならないと見る。
 ▽会合では、様々な問題についてこれまで以上に活発に論議が展開され、また、多くの情報が交換された。その意味からも今回の会議は参加者全員にとって大変に有益な会合になったと言うことができる。
 ▽これを機に、世界各国の塩ビ関係者がグローバルな協力体制でより適切な行動を取っていくようになることを期待する。