2015年02月09日 |
帝人、救助服・活動服向け新規アラミド繊維織物開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:帝人 |
帝人は9日、特殊な素材を用いることにより、消防の救助服および活動服向けに、高い伸縮性とスムースな肌触りを実現する新規アラミド繊維織物を開発したと発表した。2月中旬から販売開始する。 帝人は、長年培ってきたアラミド繊維やその織物および防護衣料に関する技術やノウハウを活かし、警察、消防、製造現場などの安全を支えるライフプロテクション分野で幅広いソリューションを提供し、国内の消防向け防護衣料でトップシェアを獲得している。 今回開発したアラミド繊維織物は、通常のアラミド繊維100%の織物に比べて約10%の伸縮性向上を実現したほか、春夏シーズン向けの活動服用の織物には独自技術により特殊な二重織りをしてべとつきを防ぐようにした。 これらの織物は、ポリウレタンを含まないため経年変化しにくく、一般的に救助服に求められるレベル以上の耐久性、長期耐熱性、難燃性、強度を備える。 この素材を用いて防護服メーカーが商品化した救助服、活動服は今年春から販売開始の予定。 この生地について2016年度に年間5億円の売り上げを見込んでいる。 |